ARGON PLASMAアルゴンプラズマ凝固法
アレルギー性鼻炎・花粉症に
効果的な治療法です

アレルギー性鼻炎(花粉症を含む)は、主に鼻内の「下鼻甲介」といわれる粘膜のヒダの部分に花粉やハウスダスト付着することでアレルギー反応が起こり、「鼻水」、「くしゃみ」、「鼻づまり」などの症状を引き起こします。
アルゴンプラズマ凝固法は、この下鼻甲介の粘膜の表面をアルゴンプラズマで焼灼し、凝固させて変性縮小させることにより鼻水、くしゃみ、鼻づまりのアレルギー反応を起こさせなくする治療法です。
アルゴンプラズマ凝固法の
効果について

特に鼻づまりに有効で、鼻づまりは約90%、鼻水約80%、くしゃみは約70%の人に改善がみられるとされています。
効果には個人差がありますが、完全に薬を使用しなくても良いか、薬を減量できる効果があります。(アレルギーの体質が治るわけではありません。)
1回の治療での効果は粘膜の再生する1〜2年持続するという意見もありますが、短い方では3〜4か月、長い方では2年以上持続します。(個人差があります。)
ABOUT TREATMENT 治療について
アルゴンプラズマ凝固法は日帰り手術による治療になります。
日帰り手術のほとんどは局所麻酔でおこなわれ、痛みもほとんどなく比較的短時間での手術となるケースが多いです。
治療後の流れ
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1
診察
診察により、鼻づまり・鼻汁過多・クシャミなどの鼻症状が改善するか、また手術可能かどうかを判断します。
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2
麻酔
鼻の中に麻酔薬をつけたガーゼを入れて効果が充分で出るまで待ちます。
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3
手術
アルゴンプラズマレーザー(APC)を、下鼻甲介に照射します。内視鏡で照射部位を確認しながら処置します。片側約5-10分くらいで、出血・疼痛はほとんどありません。
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4
術後説明
術後は一時的に鼻閉が生じますが、次第に改善します。出血や疼痛時は処方薬を服用し、鼻を強くかまず、刺激を避けてください。
最後に次回受診日をお伝えします。
治療後の注意事項
当日の入浴は避け、シャワーのみにしてください。
術後1~2週間は、鼻を強くかみすぎたり、激しい運動やアルコールの摂取を控えてください。
手術後は鼻の中がやけどのような状態になるため、一時的に鼻づまりが起こり、鼻水が多くなります。
また、鼻水に血が混じることがありますが、特に心配はありません。
約2~4週間かけて粘膜のかさぶたが剥がれ、減少するとともに鼻づまりも改善します。
症状が強い場合や出血が多い場合は、速やかに受診してください。
治療を受けられない方
次のような患者様には治療ができません。
- ペースメーカーを使用されている方
- 麻酔薬(キシロカイン) に過敏な方
- 強度の鼻中隔湾曲症の方
- 鼻腔が極端に狭い方